■焼酎仕込み始まる■
富乃露酒造店

 同日は、製造責任者の高妻淑三さんらが、耳川沿いの真新しい工場で、麹(こうじ)を作るための米蒸し作業を行った。高妻さんらは、噴き出るような汗を拭いながら、米の温度を確認したり、種麹を米に混ぜたりする作業に追われていた。

 銘柄名は「日向あくがれ(在処離れ)」に決まった。同町出身の歌人若山牧水の「けふもまた こころの鐘を うち鳴らし うち鳴らしつつ あくがれて行く」の歌にちなんだ。 」黒木社長は「都会から古里を思う。古里から県外に発信する。そんな思いを込めた」と話す。

 同社は今年の仕込みでコガネセンガンと新種の芋「大地の夢」を使った芋焼酎四百石(一石は百升)を製造。12月初旬には、東郷町発の新しい焼酎が市場に送り出される。