生産本数わずかの直汲みフレッシュ
★6月~9月の間、クール便の御指定【必須】でお願いいたします!
(クール便は、「クール便申込み」ボタンまたは、買い物カゴから購入できます)。
※玉川はたくましく“変化を楽しむ”酒ですので、蔵元様でも常温管理、常温熟成を中心としており、冬季は外気温が低いのでご不在がちでなければ、普通便でもよろしいかと存じますが、「手つけず」シリーズは出来立てのフレッシュ感を楽しんでいただくお酒のため、希望ございましたらクール便をご指定下さい。
■限定品■
【季節の玉川/手つけずシリーズ】
本来、蔵人にしか味わえない一瞬を日本酒ファンにお届けする「手つけず原酒」シリーズ。
発酵中に発生する炭酸ガスは、搾った瞬間から逃げて行きます。このガスを逃がさないよう、直接搾り機の出口で酒を手詰めし、その瞬間に打栓。瓶詰め後の二次発酵で生まれる炭酸ガスではなく、本発酵の炭酸ガスを楽しめる、珍しい限定シリーズです。
しぼる際に圧力をかけず、自然と溢れ出る上質なお酒を、濾過、加水、火入れなど全くせずにそのまま瓶詰。心を込め創意工夫の手はかけますが、生まれ出たお酒には手を加えず、そのまま皆様へお届けします。1つの仕込みタンクから300本しか造れない貴重なお酒です。
炭酸の刺激が爽やかなパンチを感じさせる無ろか生原酒「手つけず原酒」は、食前酒に最適です。
【酒造好適米「祝」について】
「祝」は京都府で昔から栽培されている、大粒で軟質の酒米。縁起のいい名前も特徴です。
京都独自の酒造好適米「祝」は、昭和八年(1933年)に京都府立農業試験場丹後分場(現京都府丹後農業研発所)で選生。当時から良質の酒米として高い評価を得ていたものの、戦争による食料難の影響や、草丈が高く倒れやすい性質で機械化に適さなかったことから栽培が波少し、昭和四十年代以降、栽培が途絶えました。
その「祝」が再び時光を浴びたのは昭和六十年代。高級志向が高まる中で「京都の米で京都独自の酒を造りたい」という気運が高まり、京都の伏見酒造組合が「祝」に注目しました。
農家と酒造組合が力を合わせて復活に取り組み、平成四年から再び栽培が始まりました。現在では、府内各地の契約農家で栽培され、府内の蔵元だけが「祝」を使った酒造りに取り組んでいます。
酒造好通米「祝」は、吟醸酒などしっかりと精米する酒造りに適しており、京の水と仕込なと、きめ細かなやわらかくふくらみのある味わいをし出します。京都の蔵元の酒造りに対する卓越した技術とたゆまぬ研鑽により、その味わいは日々深まり、京料理との相性も雑妙です。京都府内だけで喫定栽培される京都特産の酒米「祝」は、京の酒にふさわしい酒造好適米と言えるでしょう。
(京都府「京の米で京の酒を」推進会議パンフレット~「祝」「京の輝き」について~より抜粋)
【杜氏 フィリップ・ハーパーについて】

現在の木下酒造様の酒造り、玉川の銘柄を語るとき、杜氏フィリップ・ハーパーについて語らなければなりません。
イギリス出身、オックスフォード大学を卒業し、日本の外国語青年招致事業 (JET) によって英語を教えていましたが、日本酒と出会い、梅乃宿酒造で10年働き、2001年に南部杜氏協会の資格試験を受けて合格し、日本酒醸造の監督者である「杜氏」の称号を得ました(杜氏になった最初の外国人かつ当時唯一)。その後、梅乃宿酒造から大門酒造や他の蔵元を経て2008年、木下酒造の杜氏となりました。
そして11代目当主の木下善人社長から、地元で支持されてきた普通酒と大吟醸の味を踏襲する以外については全面的に任され、即座に醸造用乳酸を使用しない「生もと」造り、蔵付きの天然酵母のみを用いる「自然仕込山廃」に着手。これらのお酒に加え「Icebraker」や「TimeMachine」など、氏の長い酒造りの経験と個性が存分に発揮されたのが玉川という日本酒なのです。
なお、ハーパー杜氏ならびに木下酒造はドキュメンタリー映画「
カンパイ、世界が恋する日本酒(2015)」で大きく取り上げられています。
(ウィキペディア抜粋・参照)