【全国燗酒コンテスト2021　最高金賞受賞】
	初亀プレミアム 1.8L 温めて飲む日本酒（お燗酒）の美味しさを競う「全国燗酒コンテスト2021（お値打ちぬる燗部門※）」で最高金賞を受賞しました。 「兵庫県産山田錦（等外米）を使用。すっきりした口当たりで家庭料理全般と相性良く飲み飽きしないのが特長」 ※720ml1,100円以下、1800ml2,200円以下の市販酒を45度の温度帯で審査） （2021年8月23日 静岡新聞より）

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【2021年3月新規取扱開始】

左から橋本康弘専務、橋本謹嗣社長、店主市川（2021.05.24弊社ご来店）

静岡県藤枝市岡部町にある初亀さん。 岡部町は私店主市川にとって縁のある土地です。 父の弟（叔父）が住んでいるのがこの岡部町です。

今から35年ほど前、大学卒業後、就職した兵庫県西宮市に工場がありました清酒「白雪」で おなじみの小西酒造様に三年勤め、祖父の体調不安のため、実家に戻ってまいりました。 大学、社会人と7年間ほど実家を離れており、帰ってきたはいいものの全く地元のことが判って いないなと思い、地元で商売をしていく上で、まずは地元のことを知ろうと思いました。 地元にはどんな人たちが住んでいるんだろうか？お酒は飲むんだろうか？

地元の方々に「酒屋の市川商店の長男です。この度帰ってまいりました。よろしくお願い いたします」と挨拶を兼ねて一軒一軒訪問してみようと思い付きました。 その際、初めて訪問するのに手ぶらでは？ということで何かないかなと考えました。 それじゃあとB5判の広報誌（チラシに毛の生えた程度のもの）を作って配ろうと思いつきました。 凝った名前も思いつかず単純に『市川商店だより』と命名。 お店の周り半径約1キロには約500世帯あることがわかり、月に一度、ポスティングではなく 「こんにちは。市川です！」とご挨拶をしながらの手渡しを原則といたしました。 それを三年間やり続けました。

当時、今のようにパソコンも普及しておらず、ワープロで『市川商店だより』を作成しました。 私はワープロを持っておりませんでしたので、ワープロを持っていた岡部町の叔父のところに 毎月泊りで行って、作成を続けました。（一年後に叔父は最新のワープロを買ったため、それを 譲ってくれたため、以降は自宅での作成となりました） 叔父の晩ごはんのお酒は決まってこの「初亀」で、地元で大変愛され、尊敬されている蔵元さん だと自慢げに話していたのを今でも忘れられません。

そんな理由で、岡部町には特別な思いがあるんです。 その岡部町の自慢、いや静岡の自慢のお酒「初亀」さんとお取引をせせていただけるなんて 本当に嬉しいです。 皆様、どうぞこの銘酒「初亀」をよろしくお願いいたします。 ぜひ一度お試しいただけましたら幸いでございます。

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【初亀醸造について】
【歴史】
創業1636年、屋号を「足名屋（あしなや）」とし、駿府城からほど近い場所で創業。明治9年に岡部町に蔵を移転。現存する造り酒屋の中では県内最古、全国では31番目。「“初”日の出のように光り輝き、“亀”のように末永く栄える」事を願い「初亀」と命名。

【蔵元】
橋本謹嗣社長（16代目）
大学卒業後、名古屋の一次問屋にて修行を重ね、その後、地元に戻り家業を継ぐ。「酒は造るのではなく、生まれるまで育てるもの」の精神のもと、数々のチャレンジをし続けている。「純米大吟醸 亀」の発売に踏み切り「大吟醸の初亀」を浸透させました。(「しずおか賢人」より)

【杜氏】
八重樫次幸杜氏（南部）。岩手県北上市出身。杜氏であった父の元で酒造りのキャリアをスタート。31歳で杜氏試験に合格。複数の蔵で経験を積み、2015年10月より初亀の杜氏に就任。

【高級酒のさきがけ】
昭和42年に静岡、名古屋管内、全国の新酒鑑評会にて三冠達成を記念し大吟醸を市販化。昭和52年に「純米大吟醸　亀」を発売。日本で初めて1升瓶1万円を超えるお酒として首都圏の地酒ファンを中心に高い評価を得る。長期氷温熟成(36か月)のさきがけでもある。現在の石高は1,000石

【酒造りへのこだわり】
使用する酒米は東条山田錦と静岡県誉富士のニ本柱のみ（ 品種をシンプルにし再現性と品質を高める）
軽快さ端麗さの中にも自然で優しい甘み。粕歩合を高く品質重視、有機酸の控えめな酒質設計。
「普通酒・本醸造に蔵の姿勢が最も現れる」：高級酒のさきがけだが、大吟醸造りは普通酒造りの延長。
「食文化と調和する酒」：県内消費の高さを大切にしている酒質から地元静岡の豊かな食とはもちろんのこと、有機酸の低い酒質は和食のみならずモダンな洋食とも好相性。

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2021年2月16日 初亀醸造株式会社さまを訪問させていただきました

歴史の重みを感じる佇まい。

醸造所の入口。荘厳な雰囲気があります。

洗米機(洗米・限定吸水) 「大吟醸の麹米から普通酒の掛米」まで全て同じ方法(10kg バッチ)洗米・限定汲水。糠を徹底除去(洗米用冷却水を1日最大で50,000リッター使用)→糠や雑菌由来の味や酸は不要。ピュアで綺麗な味と酸を引き出す

蒸し米（蒸きょう） 3段コシキを使用、お米を潰さず、ふっくらとした仕上がり

麹室 ・箱麹法(10kg)による手造りの麹造り。潔癖製麹(選抜した種麹だけ・手袋着用・納豆・青カビ・オフフレーバー除去)

酒母 普通速醸（12日間で育成）、酢酸イソアミル優勢の「伝統型酵母（静岡酵母+協会14号）」

酒母 仕込み総数は、600kg～1,500kg（小さなタンクで吟醸仕込み）

大吟醸蔵	もろみタンク モロミ日数（醗酵期間）は22日（普通酒）から35日（大吟醸）程度

流水殺菌装置（雑菌由来の味や酸をお酒に持ち込まないため）

流水殺菌装置（洗米用だけでも1日最大50,000リッターの水を通すそう）

蔵内のタンク

初亀醸造専務橋本康弘氏

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